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歯周病とは“歯を支えるまわりの組織(歯周組織)”に起こる病気です。
歯周組織は歯肉(歯ぐき)と歯槽骨(歯を支える骨組織)、歯根(歯の根元)をおおうセメント質、歯根と歯槽骨をつなぐ歯根膜からなり、歯を正しい位置にしっかり付着・固定するための強固な構造を備えています。しかし、歯磨きが不十分で、歯と歯肉の間に細菌が住み着いて歯垢(プラーク)がたまると、そこに炎症が引き起こされます。これが歯周病の始まりです。 ![]()
初めは自覚症状がなく、鏡で見ても気が付きませんが、そのうち歯肉が赤くなったり腫れたりします。プラークが石灰化し歯石になると、自分では取り除きにくくなって歯周病が悪化し、歯と歯肉が付着している部分にすき間(歯周ポケット)ができます。さらに炎症が歯肉の内部に進行すると、歯根膜や歯槽骨が破壊されて、歯を固定する力がだんだん弱くなります。この状態のまま放っておくと、ついには歯を失うことになります。
軽い歯周病であれば、正しい歯磨きと歯と歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことが出来ます。
エムドゲインは歯周組織の失われた部分にゲル状の材料を塗ることで歯周組織の再生を導きます。ゲル状物質の名前をエムドゲインといい、スウェーデンのビオラ社で開発された新しいブタ歯胚組織使用歯周組織再生用材料です。エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするたん白質の一種です。現在の科学水準に基づく高い安全性の確保の下、幼若ブタの歯胚から抽出精製したもので、2005年5月現在、世界39カ国で使用されています。
まず麻酔をかけて歯周を切開し、歯根部についた歯石などを取り除き清掃します。次にエムドゲインゲルを塗布して縫合し終了です。 ![]()
歯周組織の状態を調べるために、歯周ポケットの深さを計ったり、レントゲンを撮ったり、その他治療に必要な検査を行います。エムドゲインゲルを使った治療が行えるかどうかは、歯周病の程度や患者さんの健康状態によっても異なります。
残念ながら歯根が分かれている奥歯には使えません。前歯など一部の歯の歯周組織に限られています。 |
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